外国の仏像は色が付いているものが多いが、なぜ色が付いているのかを考えてみた

外国の仏像の方が自然と思うが、日本人は色が付いていない仏像に魅力を感じる

海外旅行の楽しみは、何と言っても日本との違いを実感ずることにある。風景、言葉、食事などどれを取っても日本とは違うことに気付かされ、その都度味わうカルチャーショックが楽しみとなっている。

そのひとつが海外の仏像を見ること。
まんず、色がついている仏像が多いことに驚かされる。見ていて楽しいのだが、残念ながら日本の仏像と違い有難みを感じないのは私だけだろうか。

色が付いているとどの仏像も人形に見えてしまう。否、色だけの問題ではないかも知れない。その表情にしても人形だ。アイキャッチの像はまるでドラエモンの野比のび太だ。

実は日本の仏像の顔は、慈しんでいるか怒っているかが多い。でも海外の仏像は本当に普通の顔なのだ。

国によって、住む人々の感性が異なるのだろう。諸外国の国民から見たら日本の仏像の方が有難みがないのかも知れない。彼らにとっては、そうした人形のような仏像の方がご利益があると感じるのだろう。

だから、とやかく文句を言うつもりはないが、日本人に取っては信仰の対象とはなり得ないことは間違いない。

そもそも仏像とは、仏教を始めた釈迦の姿。釈迦はいろんな修行をして今から2500年くらい前に悟りを開き、ブッダになった。だから仏像はもともと釈迦という名の人間を模したものなのだから、正確に言うと本来色が付いているものなのだ。

だから、何が正しいかと問われると外国の仏像の方が正しいと言わざるを得ない。

そう考えると、日本の仏像がなぜあのように色が付いていないかは日本人の「わびさび」を感じる独特の感性にあるものと思う。

不思議と原色のものや、きらびやかで騒々しい仏像には我々は美や奥深さを感じないようにできているのだ。

そんな日本人の感性を尊いと思う。


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